祖国の独立を夢見て戦い、すべてを失った革命家ラース・ビハリ・ボース。
死の間際、彼は自らの人生を失敗だと思い、記憶すら手放してしまう。
そんな彼は、謎めいたスパイスたちに導かれ、人生を振り返る。
一方、戦後の日本。
満州帰りの給養兵・宗之助は、中村屋のカレーに取り憑かれ、ボースの真実を追い始める。
革命か、逃亡か。愛か、喪失か。
すべての記憶が交錯する中、最後に辿り着く“人生の意味”とは――。
これは、世界を変えられなかった男たちが世界を繋ぎ、人生というカレーを作り出す物語。





